建築家と建てる家 建築家との家づくり > クライアントから > クライアントから01:PICNIC
PICNIC
平出 さん
場所 | 茨城県つくば市 | 竣工 | 2009年3月 | 職業 | 会社員 |
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建築家と
の出逢い
「建築家」って敷居が高く、自分には無縁だと思っていました。
住みにくそう、奇抜なデザインを押し付けられそうな先入観がありました。
最初は住宅メーカーを検討していましたが、どれをみてもピンとくるものがない。
そんな時にテレビで前田さんが手がけた「DEVICE #9」が放映されていたのを見たんです。
こんな方法があったのかと目からウロコでした。
それで建築家に依頼しようと決め、TVを見たあとすぐにインターネットで「前田紀貞アトリエ」を検索しました。
家づくり
への想い
利便性やデザインを追求しただけでは長く愛着を持って住める家になるとは思えなかったからです。
その答えは前田さんのブログにありました。
デザインより大事なことは、目に見えない空気の質だということ。
ああ、これだと思い、前田紀貞アトリエに託すことに決めました。
普通、建築家を選ぶ基準はその作風が好きか、ですよね。
でも前田さんが手がけた作品はどれも作風(外観)が全く違うんです。
前田さんは外観をデザインするのではなく、目に見えない空気を設計する建築家ですから、過去の作品をいくら見ても自分の家がどんな風になるのかも分からない、それだけは不安でしたね。
想いや夢
を形に
初めての前田アトリエから受けたのは、質実剛健な建築集団という印象でした。
最初の案を模型やグラフィックスで目にした時には、まさか130坪の敷地を全て使い切る案がでるとは思いませんでした。
スライドショーが始まってからは釘つけで「本当に自分の家なのか」と信じられない気分でした。
止まったエスカレーターを歩くような目眩を感じました。
あの感動は今でも忘れられませんね。
ここだけ
の空気
PICNICは外と中の境界が極度に曖昧な空間になっています。
中にいながら外にいるような錯覚もありますし、なにより四季がダイレクトに感じるようになりました。
外が気持ちいい日はテラスにテントを張って寝ることもあります笑
季節の変わり目に懐かしい風を感じることが誰にでもあると思います。
過去の記憶が呼び起こされる不思議な感覚です。
私はそれを感じるのは一年に二回くらいでした。
PICNICに住んでからは、それを感じることが増えました。
この家の空気が記憶を引き出してくれているのかなぁと思います。
一番お気に入りの場所は筑波山が望める筑波テラス。
ここで日の出を眺めながら珈琲タイム、星空をながめながらの煙草の時間は色々と思い更けれるからです。
一日の始まりと終わりはここですね。
睡眠の質が良くなったからだと思いますが、自然と早起きになりました。
あと些細な事でも嬉しい事があれば、テラスでBBQして祝うことが増えましたね。
家づくりの
苦労と喜び
スタッフも本当に親身になってくれて頑張ってくれました。
我が家の前は田園風景が広がっているので、開放感を考えて全面ガラスにしたかったのですが、全てをガラスにするには予算的に厳しく一部壁を入れることになりました。
壁を入れると景色が狭くなるかなぁと心配していたのですが、アトリエがどこからか大量の鏡面ステンレスをそれも破格の値段で見つけてきて、これなら景色を持ち込むことができます!と逆転案を出してきました。
一度諦めたことをよりベストな方法で提案してくれたことが嬉しかったですね。
苦労したのは「建築家の能力を最大限引き出せるような土地を探すこと」でした。
東京から茨城つくば市まで通い、車で走り回って眺めの良いところや、筑波山を歩き回ったりして、土地探しに一年半費やしました。
今思えば、前田さんに相談してから探してもよかったのかもしれませんね。
でもこの土地を見つけられたのは本当に幸運でした。
建築家と
過ごした時間
設計に一年、施工に一年、あわせて二年間、長い家づくりでしたが、最高に楽しい二年間でした。
必ずよいものができると信じてやってきたことなので、完成が待ち遠しくて仕方なかったけど、大変だと思ったことはありませんでした。
完成して5年経った今でも、つい最近のことのように思い出します。
もう1回建てるとしても、また「前田紀貞アトリエ」にお願いしたいです。
このヒトしかいない!と心底から思える建築家がきっと貴方にも見つかるはずです。
その想いを思いっきりぶつけてみてください。
きっと人生180度変わりますよ!
お読みいただき、ありがとうございます。
想い描いた夢を実現するパートナーとして僕達を選んでくださった平出さんから頂いたメッセージをご紹介させていただきました。
もしも、あなたが、こうした家の建て方にご興味を持たれたならぜひご連絡ください。
そしてアトリエに遊びに来てください。
歓迎します。