2014/01/15
前田紀貞建築塾は2月19日より建築分野以外の方々をも含め広範囲の対象として、「水曜の夜:人物講座」と題した「飲み会雑談」を開催することと相なりました。
■雑談予定
※詳細の変更有
第一夜 :ゴッホとマルセル=デュシャン(存在)
……【2月19日】
第二夜 :マラルメと谷川俊太郎(マクドナルドとサブウェイ)(美芸術)
……【2月26日】
第三夜 :安部公房と龍安寺(場所)
……【3月5日】
第四夜 :ゲーデルとライプニッツ(形式性と非形式性)
……【3月12日】
第五夜 :ベートーヴェンと武満徹(主題)
……【3月19日】
第六夜 :バッハ(平均律と自然音階)
……【3月26日】
第七夜 :アインシュタインとボーア(決定性と非決定性)
……【4月2日】
第八夜 :デカルトと龍樹(ツリーとセミラチス)
……【4月16日】
第九夜 :寺山修司(現実と虚構)
……【4月23日】
第十夜 :岡本太郎と荒川修作(自由と拘束)
……【5月7日】
第十一夜 :ゴダールとタルコフスキー/勅使河原三郎と山海塾(固体流体)
……【5月14日】
第十二夜:世阿弥(創作メソッド)
……【5月21日】
第十三夜:コルトレーン・イスラム・ペンローズ(自然)
……【5月28日】
第十四夜:道元とニーチェ(虚無と禅)
……【6月4日】
いずれも一回ごとの聞ききりです。前田紀貞アトリエの主宰する「バー:典座」にて、酒を片手に夜の19:30くらいからなんとなくスタートします。
申し込みも不要、フラッとお立ち寄りください。
もともと水曜日の夜は「水縁」と呼ばれる、前田と学生 or 建築家諸氏との語らいの時間でしたが、今回は、昨年の「日曜講座」を引き継ぎ、各ジャンルの著名人を題材にした創作思想に纏わる雑談をしてゆきたいと思います。
私は、日々 様々なジャンルの創作活動を目にするにつれ、それを支える「思想の根」が一時代前よりひどく薄っぺらになってきているように感じられてなりません。その場限りの思いつきで創作が雰囲気モノとして成されてしまっているインスタント・レトルト。“創る”にも“生きる”にも、方位磁針を無くしてしまったそんな雰囲気を少しでも打破しできればと希望します。
だからこそ、普通の生真面目な「講義」という形式でなく、敢えて 酒を片手の脱力した雰囲気での「雑談」という“素”こそが身に染みるものと期待します。
飲酒飲食自由です。どこにでもあるような飲み会の中で、しかしながら真の意味での骨太なものづくりへの手ほどきが成されることと思います。
他分野と自分の創作分野との関係がわからない、創作がどうしても自分のものにならない、表現の場に居ながら何をして良いか不明である、物を創ることの本当のところを知ってみたい、等々といった人たちへ、一貫して明確な指針になると自負します。「講義を聴きに行く」ではなく「吞みに行こう」という気持ちで気軽に足を運んでみてください。
雑談テーマとしては、思想一般、絵画、演劇、音楽、映画、科学、数学、禅まで幅広い知識を伝授した後、世界を自分の目で見、そして自身の手でオリジナルな世界観を創り上げる準備をします。
あくまで一貫して簡単な言葉での説明が基本ですので中学生でもOK、無論、興味ある回のみの参加も可能です。
※詳細日時/内容/変更 等のスケジュールはHPより告知します。
-講師 :前田紀貞
-場所 :前田紀貞アトリエ狛江事務所(東京都狛江市和泉本町1-9-5 グラスハウス1F)
-連絡先 :03-3480-0064 norisada@sepia.ocn.ne.jp
-時間 :毎週水曜日19:30より(約90分程度)
※終了後は適当に酒盛り予定 (^_^)
-申し込み:不要(当日狛江アトリエまでお越しください)
-参加費 :2,000円/回
-協力 :白石隆治、黒瀬直也、辻真悟、安齋寿雄 、松下健太、殿村勇貴、前田千紗
-協賛 :総合資格学院・大成建設設計本部
-講師略歴
1960年:東京生まれ
1985年:京都大学工学部建築学科卒
1985年:大成建設設計本部勤務
1990年:前田紀貞アトリエ一級建築士事務所 主宰
2008年:前田紀貞建築塾 主宰
京都精華大学客員教授、法政大学・日本大学・東京理科大学 国士舘大学非常勤講師を歴任、石川県人会理事