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卒塾生インタビュー


川畑 勝也

設計演習コース/卒業設計・修士設計コース 第2期

川畑 勝也

  • 在塾期間:2008.4 - 2009.3
  • 入塾時:武蔵野美術大学造形学部建築学科3年
  • 現 在:組織設計事務所勤務

『塾に集まる皆が建築に対して“本気”です』


 --- 建築塾に入ったきっかけは何でしたか?
 川畑 建築を学ぶ上で、大学の授業だけでは物足りないと感じていたからです。それに、設計が苦手な自分に焦りを感じていたから、というのもありますね。
 --- 建築塾と大学や他の専門学校、職場での研修などとの違いはどんなところでしょうか?
 川畑 大学の友人や職場の同期のほとんどの人と違い、塾に集まる塾生の皆が建築に対して“本気”なところです。あとは、建築塾が何より「失敗」を経験しながら成長していくことを思いっきり肯定しているところも、普通ではないところ(笑)じゃないでしょうか。
 --- 在塾時に一番苦労したことは何でしょうか?また、それをどうやって乗り越えましたか?
 川畑 学生の多くに当てはまることだと思いますが、大学の設計課題と建築塾の設計課題の両立には少し苦労しました。塾と大学で同時に複数の課題をこなすことは大変でしたが、塾生同士でお互いの案を見せあったり、アトリエのスタッフに相談に乗っていただいたりして、乗り越えることができました。
 --- 川畑さんは卒業設計コースも受講されましたが、自身の卒業設計で一番厳しかったのはどんなところですか?また、建築塾はそれを乗り越えるのにどう役立ちましたか?
 川畑 すべてが厳しかったです。しかし、指導日以外にも頻繁に前田先生、アトリエスタッフに相談に乗っていただくことで自分と作品に自信がつき、最後まで諦めずに全力で挑むことができました。
 --- 建築塾で一番印象に残っていることはなんですか?
 川畑 やはり講義後の「宴(うたげ)」は色んな意味で外せないですね(笑)。それから、実際に建築現場でセルフビルド工事を手伝う機会をもらえたことも印象に残っています。
 --- 建築塾で得た一番大きなものは何ですか?それは今の仕事や生活にどう活きていると思いますか?
 川畑 「負けず嫌い」、「何事にも積極的」になったことです。そういう姿勢が身についたことが、社会人となってからも会社の同期や上司、仕事相手とのコミュニケーションをとるうえで活きていますね。建築塾に入っていなかったら、そもそも建築に対する考え方が全然違っていたと思います。
 --- 川畑さんから見て、前田先生はどんな人ですか?また、アトリエスタッフは?
 川畑 前田先生は塾生全員の父親、アトリエスタッフは兄や姉のような存在です。
 --- 最後に、過去の自分と同じような立場や思いをもつ後輩や、入塾を検討している方に一言お願いします。
 川畑 建築塾は、もちろん建築設計のスキルを学ぶための場でもありますが、「建築家」として生きていきたい自分を見つめ直す場所でもあります。大学や職場では学ばない・学べないことを学び、たくさん失敗を経験し、建築という枠を超えて自分の「生き方」を考える場所なんです。単なるスキルや知識ではない、“生き方”としての建築家を志す方には、卒塾生として全力でお勧めできます!
 --- ありがとうございました。
 川畑 ありがとうございました。




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